女性のほとんどが感じている肩こりとは
背中、肩〜首すじにかけての重だるさ、痛みを伴う状態のものを“肩こり”と呼びます。
主に筋肉の緊張を指しますが、肩こりに関連する筋肉は複数存在し国民病の一つとして多くの女性を悩ませています。
私生活の負担や姿勢が災いして肩こりになってしまう方が多いです。
はじめ整体院にも肩こりを訴える女性は少なくありません。
肩こりの種類
筋肉の緊張により肩こりが助長されますが、それは姿勢によるものばかりではありません。
なかには深刻な病気のサインとして現れることもあるので注意が必要です。
そして、肩こりと肩関節痛は厳密に言えば違います。
図のように両者をわかりやすく分けてみました。

肩こりも痛みや吐き気などに発展する場合がありますが、一般的に「肩が痛い」と訴えられる方は右のように“腕の付け根の部分”になります。
姿勢による肩こり
肩こりを引き起こす最も大きな要因が姿勢によるものです。
デスクワーク、育児、勉強、ゲーム、家事…
これら前かがみ姿勢が長時間継続することにより、首や肩の関節や筋肉に負担がかかってしまい肩こりとして現れるようになります。
筋肉の血行不良も認められ、生活習慣を見直さなければ改善することは難しいです。
同時に猫背からのストレートネックへ発展してしまう場合もあります。
姿勢由来の肩こりは、生活習慣を見直すことで解消は可能です。
姿勢に関する記事もあわせてお読みいただければ幸いです。

姿勢による肩こりは整体とエクササイズで解消可能です。
姿勢と肩こりでお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。
病気による肩こりや痛み
肩のどの部分が痛みますか?
生活習慣の見直しや、姿勢の修正で肩こりや肩の痛みがとれない場合、それが疾患による可能性があります。
そういった場合は病院の受診をすすめさせていただきます。
肩関節周囲炎
肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)とは、一般的に“四十肩”や“五十肩”と呼ばれるものです。
何らかの原因により肩の関節(腕の付け根)に鋭い痛みを伴います。
初期段階では炎症が起きているため、寝る時にも激しい痛みが現れます(夜間痛)
肩を動かすと痛みが走るので、筋肉を揉みほぐしても本質的な解決になりません。
石灰沈着性腱板炎
石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)とは
肩関節(腕の付け根)が急激に痛くなる疾患です。
通常の肩関節周囲炎と異なるのが、肩関節内に沈着下リン酸カルシウム結晶によって炎症が生じるというものです。
炎症性の疾患なので、激しい痛みを伴います。
肩の鋭い痛みが一向に良くならない場合はこれらの疾患を疑いますので、すぐさま病院への受診をお願いしています。
頚椎症や椎間板ヘルニアによる肩こりや痛み
首由来の肩の痛みや肩こりも存在します。
図のように首から腕にかけて沢山の神経や血管が伸びています。
つまり、根本である首の状態が悪くなると、肩〜腕にかけて痺れや痛みやだるさが出現します。

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアが原因による肩の痛みもありますので、まずは神経に圧迫がないか調べる必要があります。

はじめ整体院でも肩〜腕に対して痛みが出る方へのパーソナル整体も実施しています。
徒手検査により対処可能かを判断しますので、お困りの方は一度お問い合わせください。
内科系疾患による肩こりや痛み
実は内科系疾患のサインの可能性もあります。
高血圧などで心筋梗塞のリスクが潜んでいる方には、左の肩こりや左胸〜左背部に痛みが出現する場合もあります。
その他にも、脳動脈瘤などによりめまいや頭痛、吐き気などの症状が現れます。
一向に良くならない症状は大切なサインの可能性があります。

施術を受ける前、重大な病気の危険性は無いか?
徒手検査などを用いてお調べし、異常がなければ施術に移ります。
何も検査をせずに施術を受けることはオススメしません。
肩こりに対する考え
肩こり一つとっても様々な原因が潜んでいます。
中でも前かがみ姿勢による肩こりや首こり、頭痛などはパーソナル整体で対処が可能です。
なぜなら、肩こりの原因が「不良姿勢」や「筋力不足」によるものが多いからです。
栄養状態、呼吸状態に由来するものもあります。
あらゆる現状を考えて最適な提案をします
姿勢が悪い、運動不足だ…
いずれも間違いではありませんが、はじめ整体院では簡単な事情で片付けてしまわないようにしています。
なぜ男性より女性の方が肩こりが多いのでしょうか?
ホルモンバランス?筋肉量?生活スタイル?
少し肩こりについて考え直す必要があります。
- デスクワーク
- ストレス
- 浅い呼吸
- インナーマッスルの機能不全
- 肩甲骨の筋肉の弱化
- 背骨の柔軟性低下 etc…
肩こりを解消するにはもみほぐすだけでは不可能です。
一時的に楽にはなるかもしれませんが。
もちろん血流量改善はメリットですが、また痛みを繰り返してしまいます。
しっかりとエクササイズを行い、日頃サボっている背中や肩の筋肉への刺激を入力する必要があります。


とにかく背骨、背中の筋肉を動かすことが大切です。
そして、反復して継続することがもっと大切です。
体幹が安定すれば肩こりも解消へ向かいます

体幹は以下の4つの筋肉で構成されます
- 横隔膜(おうかくまく)
- 腹横筋(ふくおうきん)
- 多裂筋(たれつきん)
- 骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
これらが全て適切に機能することにより、真っ直ぐな姿勢が手に入ります。
真っ直ぐな姿勢は肩こりや猫背やストレートネックのリスクを軽減させます。

肩こりの予防法
肩こりを予防するには、真っ直ぐな姿勢を取り戻すことが望ましいです。
しかし、現代社会においてデスクワークや家事・育児を継続的に行なっていると姿勢維持は難しいです。
ここで提案したいのが、自宅でできるセルフエクササイズです。
Cat&Dogというヨガにもあるポーズをご紹介します。


Cat&Dogのやり方
- 息を吸いながら背骨をそらし天井を向く
- 息を吐きながら背骨を丸めおへそを見る
これらを反復して行い、10回の2セットからやってみましょう。
このようにはじめ整体院では整体×トレーニングを一緒に行うことにより、ご自身で肩こりを解消できるようサポートさせていただきます。

肩こり〜姿勢でお悩みの方は一度お問い合わせください。
はじめ整体院では根本的な解決を一緒に目指します。
10人中9人の割合で肩こりを訴えられます。
まずは何が原因で肩こりの状態になってしまっているのかを突き止める必要があります。