正常な首の状態とは?
正常な状態の首の骨(頚椎)にはカーブがあります。
姿勢や体勢により変動しますが、正常な首=カーブが存在する状態になります。

首には大切な血管や神経がたくさん通っており、頭や首の位置が悪くなると様々な症状の原因になり得ます。
ストレートネックとは
近年よく耳にする“ストレートネック”とはどういう状態なのかを解説いたします。
首の骨のカーブが消失した状態のことを指します。
つまり真っ直ぐな状態になり、横から見ると曲線がストレートになっているため“ストレートネック”と呼ばれるようになりました。

頭部が前方へ移動している状態になります。
首の位置が真っ直ぐであり骨自体は変形していません。
ストレートネックがなぜいけないの?
ストレートネックは様々な不調のリスクになり得るので、早期の解決が望まれます。
以下のように、不良姿勢や首のポジション(位置)が原因で様々な不調が出現します。
- 頭痛
- 肩こり
- 首こり
- 顎関節症
- 目の疲れ
- 集中力の欠如
- 頚椎ヘルニア
- 胸郭出口症候群
- 手〜腕のしびれ
整形外科でストレートネックと診断された方の多くはこれらの症状の悩みがあります。

ストレートネックで不安になりやすいのが、“骨の変形ではないのか?”という点です。
ストレートネックは首の“位置の状態”であり、骨自体は変形していません。
適切なエクササイズと背骨の動きが獲得できれば改善は見込めます。
ストレートネックになる要因

現代社会ではデスクワークやPC作業が増えた影響により、前かがみ姿勢を強いられることが多くなりました。
つまり、猫背姿勢・巻き肩姿勢→頭部前方移動→ストレートネックの流れになりやすくなります。

仕事を常に真っ直ぐな姿勢を維持したまま行うのも非現実的です。
真っ直ぐになった首はしっかりとカーブを取り戻す修正エクササイズを行ってあげれば問題ありません。
ストレートネックの解決策
先ほどもお伝えしたように、ストレートネックは骨自体の変形ではなく首のポジションの問題です。
つまり、生活習慣をいくつか見直せば自然と首のカーブは元通りになります。
以下のポイントを意識してみてください。
うつ伏せでのスマホ使用を控える
寝る前など肘をついてうつ伏せの状態でスマホを見ていることはありませんか?
読書や漫画を読むなども同様で、重い頭を下へ向けていると首への負担は急増します。
うつ伏せで長時間首に負担をかける姿勢は極力控えましょう。
長時間のデスクワークは適度に運動を

デスクワークが長時間続くと、必然的に首への負担は増えます。
ご自身の中でルールを決めて、定期的に首や背中をストレッチしたり動かしましょう。
以下の動画の運動などを行っていただくと、背骨の本来のカーブが取り戻せストレートネックの予防改善につながります。
セルフエクササイズの動画などメンバー限定(お客様)ページにて全て公開中です。
デスクワーク自体をどうにかする必要はありません。
デスクワークをする代わりに運動を行えば全く問題ありません。
座る姿勢を意識する
在宅時間が増え、デスクワークの機会が増えました。
PC作業中も終始前かがみ姿勢だと首への負担は計りしれません。
以下の姿勢を意識していただけると首への負担が減り、ストレートネックの予防改善に繋がります。
- 骨盤を立てる
- 顎を少し後ろへ引く
- 机と椅子の高さを適切に保つ

椅子の背もたれと腰の間にクッションや丸めたバスタオルをかませるのもオススメです。
ストレートネックが改善すれば姿勢が見違えるほど良くなる
ストレートネックが改善すれば、背筋もしっかり伸びるようになります。
首こりや肩こりからも解放され、身体のストレスが無くなります。
まずは正常な背骨や首のカーブを取り戻すことが先です。
その場凌ぎのほぐしやマッサージでは本質的な解決になりません。
自身の筋力で首と頭を支えられる状態こそが、ストレートネックの根本的な解決策になります。

はじめ整体院では、ストレートネックでお悩みの方も施術とエクササイズで改善に導きます。
繰り返す痛みやこりでお悩みの方はぜひお問い合わせください。
適切な施術法と運動法を提案いたします。